屋 島 (瀬戸内海国立公園)

平家物語で知られる源平屋島の合戦の舞台となったのが、ここ屋島です。 山上の遊歩道を散策すれば、談古嶺、遊鶴亭、獅子の霊巌と呼ばれる屋島三大展望台から那須与一の扇の的、義経の弓流し、船かくしなどの史跡が点在する古戦場の舞台を見渡すことができます。また、四国霊場第84番札所屋島寺や宝物館など、多彩な見どころが待っています。寿永4年(1185)、都を追われた平家軍と源義経ひきいる源氏軍が、この地で激しい戦いを繰り広げました。屋島山上には四国霊場八十八ヶ所の第84番札所南面山屋島寺があります。天平勝宝6年(754年)唐僧・鑑真が創建した古寺です、本尊は大師の御作と伝えられている十一面千手観音です、朱塗りの本堂、平家供養の梵鐘は国の重要文化財です。『雪の庭』や源平の遺物等を宝物館もあります。

屋島寺本堂

屋島山上には四国霊場八十八ヶ所の第84番札所南面山屋島寺があります。
天平勝宝6年(754年)唐僧・鑑真が創建した古寺です、本尊は大師の御作と伝えられている十一面千手観音です、朱塗りの本堂、平家供養の梵鐘は国の重要文化財です。『雪の庭』や源平の遺物等を宝物館もあります。

蓑山大明神「太三郎狸」

その昔、弘法大師さんが四国八十八ヶ所開創のみぎり、霧深い屋島で道に迷われ蓑笠を着た老人に山上まで案内されたと言う。のちにその老人こそ太三郎狸の変化術の姿であったと信じられております。屋島の太三郎狸は佐渡の団三郎狸淡路の芝右衛門狸と共に日本三名に称されています。太三郎狸は屋島寺本尊十一面千手観音の御申狸又数多くの善行をつんだため、土地の地主の神として本道の横に大切に祭られ、四国狸の総大将とあがめられ、その化ヶ方の高尚さと変化妙技は日本一であった。尚屋島太三郎狸は一夫一婦の契りも固く家庭円満、縁結び、水商売の神特に子宝に恵まれない方に子宝を授け福運をもたらす狸として全国よりの信者が多い。

屋島寺宝物館

屋島寺境内にある宝物館には、屋島寺伝わる数多くの寺宝の他に、那須与一の子孫が寄進した「源平の白旗」、「屋島合戦屏風」、源平盛衰記絵巻」などが所蔵されており、屋島と屋島寺の歴史がうかがえます。 

獅子の霊巌

談古嶺、遊鶴亭とともに屋島三大展望台のひとつ。眼下の断崖に大きな巌が見えますが、形が獅子の頭に似ているので獅子の霊巌とよばれています。
むかし弘法大師が屋島寺本堂を建立しようと早朝に着手、でも工事途中で太陽が西に沈みます。この巌に立った大師は、扇を持って夕日を招き返し、一日で工事を完成させたと伝えられています。